【それぞれの特徴】 去年の相場と今年の相場②

こんにちは!

 

前回のメルマガでは

去年の相場を

振り返っていきました。

 

去年は急速に

円安が進み、

日銀が事実上の

利上げをおこないましたね。

 

また、

米国やユーロ圏が

大幅な利上げを

繰り返したことが

大きな話題になりました。

 

今回は、

「今年初旬の相場の見通し」

について解説させていただきます。

 

■1月の初旬は日本株が堅調?

 

 

1月の初旬は

日本株が堅調になると

予想しています。

 

なぜかと言うと、

毎年1月の初旬は

ご祝儀相場で日本株が

堅調に推移することが

多いからです。

 

しかし、

1月中旬くらいまでは

底堅い展開が

続くかもしれませんが、

防衛予算のための

増税が控えており、

日本株は

上昇が続くという

雰囲気には

なりづらいかもしれません。

 

その他にも、

たばこ税や相続税、

贈与税の改正も

検討されており、

こちらも景気には

悪影響になりそうです。

 

岸田首相の支持率も

30%台まで急落しており、

日本株に対して

楽観的になることは

中々難しいかもしれません。

 

■ドル円は上昇しづらいか

 

 

ドル円は現在

下落トレンドが

続いており、

上昇は

しづらいかもしれません。

 

心理的な節目である

130円を一時

下抜けたことからも、

下値余地は十分と

言えそうです。

 

米国の金利も

2023年中に下がると

市場は予想しており、

ドル高継続というのは

難しいように思えます。

 

そのため、

ドル円は戻り売り戦略が

有効なのではないかと

考えています。

 

■米国株は持ち直しそう

 

 

米国株に関しては、

今後持ち直すことを

期待している状態です。

 

大統領選挙が

2024年に

控えていますが、

大統領選挙の前年度は

米国株が上昇しやすいという

アノマリーがあるためです。

 

戦後以降のデータでは

米国の中間選挙の翌年で、

大統領選挙前年度の

株価の騰落率は

19回中、18回が

プラスとなっており、

平均上昇率は15%と

大きなリターンを

上げるチャンスに

なってきました。

 

アノマリーによる

データだけを

見るわけにはいきませんが、

来年1年を通じて

米国株は持ち直して

上昇していくことが

あるかもしれません。

 

■ユーロ円は上値が重たそう

 

 

ユーロ円は

世界的な景気の

減速が逆風となりそうです。

 

欧米を中心に

先進国では22年末までに

景気後退入りする

公算が大きい中、

ECBは

インフレ抑制のために

利上げを継続することが

予想されています。

 

ECBが利上げを

ストップし、

中国がゼロコロナ政策を

さらに緩和すれば

リスク心理は改善すると

思われますが、

輸入の伸びや

輸出の鈍化が見られ、

ユーロ圏の経済は

少々厳しい状況です。