【それぞれの特徴】 去年の相場と今年の相場①

あけましておめでとうございます!

 

クリスマスまではFXは

流動性が薄かったものの、

スプレッドを見る限り

クリスマス後は流動性が

戻ってきているようですね。

 

新年で心機一転、

トレードでのスタートダッシュを

狙っている方は

多いのではないでしょうか。

 

今回は年始ということで、

「去年の相場の振り返りと今年初旬の相場」

について解説させていただきます。

 

■円安が急速に進行

 

 

去年は世界的な

物価上昇の中、

日本を除いた世界中が

利上げ一辺倒の

年となりました。

 

日本は

大規模金融緩和を継続し、

世界の中央銀行とは

真逆の金融政策を

続けたことで

円安が急速に

進行したのは

記憶に新しいところです。

 

ドル円は一時

32年ぶりとなる

152円目前まで

上昇しました。

 

過去10年スパンで見ると

ドル円の平均の

値幅は約10円であり、

去年の30円以上も

変動した相場は

歴史的な相場であったと

言えるでしょう。

 

■日銀が事実上の利上げを表明

 

世界の流れと逆行して

金融緩和を継続していた

日銀ですが、

12月20日に突如

長期金利操作の

許容変動幅を従来の

プラスマイナス0.25%から

同0.5%に引き上げると

表明しました。

 

日銀の黒田総裁は

否定したものの、

ドル円が急落したことから

市場は「事実上の利上げ」と

受け止めたことが分かります。

 

また、

黒田総裁や日銀関係者は

一貫して

「YCCの上限引き上げは利上げにあたる」

と述べてきたことから、

黒田総裁の利上げ否定は

少々矛盾を感じられるものでもありました。

 

日銀がサプライズ的に

金融政策の大幅な変更を

おこなったことから、

FRB(米連邦準備制度理事会)や

ECB(欧州中央銀行)のように

市場とコミュニケーションを

取る能力が無いという

厳しい意見も見られました。

 

■FRBが4会合連続で0.75%の利上げ

 

 

米国ではインフレが

急速に進行し、

FRBが4会合連続で

0.75%の利上げを

おこないました。

 

非常に急速な

利上げであったことから、

世界中の多くの投資家が

このような利上げに

初めて直面したと思います。

 

とはいえポジティブに考えれば、

今回の米国の

歴史的な利上げを

経験しておくことで、

将来同じようなことが

発生したとしても、

おそらく冷静に

対応することができるでしょう。

 

■ECBが2会合連続で0.75%の利上げ

 

 

米国ほどではありませんが、

ユーロ圏も2022年は

急速な利上げをおこないました。

 

ECBは2会合連続で

0.75%の利上げを

おこなっています。

 

さらに、

2023年3月から

バランスシートを縮小する

計画も明らかにしました。

 

次回のメルマガでは

今年初旬の相場の

見通しについて

解説していきます。