【おもてなしは無意味?】

日本は観光業で稼げるのか

 

 

こんにちは!

 

「日本は観光業で稼ぐしかない」

そんな意見が

良く聞かれるようになりました。

 

確かに、

日本にはDX

(デジタルトランスフォーメーション、

テクノロジーにより

産業構造を変化させること)の遅れや

少子化問題、資源が無い、

科学者が外資系企業に

行ってしまう

など様々な問題があります。

 

そんな中、

現在、観光業が

注目を浴びているのです。

 

今回は、

「日本は観光業で稼げるのか」

について

解説させていただきます。

 

■円安に頼ってはダメ?

 

 

日本円は

現在歴史的な

円安水準にあり、

外国人からみれば

日本は「安い国」

になっています。

 

つまり、

円安によって

一時的であれば、

インバウンド

(外国人観光客)

の呼び込みが

期待できるのです。

 

しかし、

円安に頼ることなく

日本の観光の

体験価値を

上げていかなければ、

持続的に

インバウンドを

日本に呼び込むことは

難しいでしょう。

 

そのため、

今後は世界的に

需要が伸びている、

体験型の消費に

力をいれていく

必要があります。

 

■インバウンド観光は外貨獲得産業

 

 

インバウンド観光は

外貨獲得につながる

産業です。

 

インバウンドは

日本に来ると

自国の通貨を

日本円に替えて

お金を使うため、

ドルやユーロ、

人民元などの

外貨を獲得できる

というわけです。

 

政府は2016年に

「明日の日本を支える

観光ビジョン」

を策定しており、

2030年に15兆円の

訪日外国人旅行消費額を

目標としています

 

岸田内閣は、

この訪日外国人旅行消費額の

目標を変更していません。

 

今日本最大の

外貨獲得産業は

自動車産業であり

約12兆円となっています。

 

つまり、

観光業は

自動車産業超え

を目指しているわけです。

 

とはいえ、

現在は

観光産業の

ビジネスモデルがなく、

人材も足りていな状態です。

 

■インフラ投資が必要

 

 

日本は観光資源があり、

先進国でもあるため

「観光業をやる」

と覚悟を決めれば

できるでしょう。

 

つまり、

今はやるのかやらないのか

決断をするべき時

だと言えます。

 

例えば、

半導体などのように、

技術があるかないか

という問題ではないのです。

 

世界的にも

観光が成立しない国は

あまりないと言え、

観光業は決して

難しい産業ではないはずです。

 

観光業に

力をいれるのであれば、

インフラへの

投資も必要になります。

 

観光業の半分の収入は

宿泊費や食費になるため、

例えばラグジュアリーな

宿泊施設やレストラン

などへの投資が

考えられるでしょう。

 

いくら円安であっても、

それだけを理由に

インバウンドが

来るわけではありません。

 

日本のお家芸といえる

「おもてなし」も

直接お金に

結び付くわけではないため、

お金を落としてもらう

仕組みが必要なのです。

 

■インバウンド関連の注目株は?

 

 

インバウンド関連株としては、

テーマパークで

集客増が見込める

「サンリオ」や

観光客の足となる「JR」、

「ANAホールディングス」

などが狙い目になりそうです。

 

日本が観光業に

積極的になるのであれば、

これらの株への

投資を検討するのも

よいでしょう。