こんにちは!
クリスマスまであともう少し、
そして
「今年もあっという間に
過ぎてしまったな」
と感じている方も
多いのではないでしょうか。
今年は物価高が進み、
これまで為替に
興味がなかった方々からも
「円安」という言葉が
よく聞かれるようになった年でした。
今回は、物価にも大きく関係する
「日銀の黒田総裁の後任と政策変更の可能性」
について解説させていただきます。
■今年の円安の流れ
今年は年初から
円安がどんどん進み、
秋くらいまでは
「現在の金融緩和を
継続するだろう」
ということで
市場予想は一致していました。
しかし、
海外のヘッジファンドなどは
「日銀がおこなっている
10年国債の金利を
0.25%に抑え込む政策を
続けることは厳しい」
と判断し、
春先から夏頃には
金利上昇を見込んだ
ポジションを取っていました。
ニュースでも
よく報道されていましたが、
結局これは
失敗に終わっています。
しかしここにきて、
再び国債の売りポジションで
金利上昇にかける動きが
出てきているのです。
この背景には
日銀総裁が代わることにより、
「国債の上限金利や政策金利が
変更されるのではないか」
という予想が
再び出てきていることが
考えられます。
現在は下落を見せている
ドル円ですが、
日銀が政策を
変更するのであれば、
日米の金利差縮小から、
さらに下落することが予想できます。
■後任は誰?政策変更はある?
日銀の黒田総裁の
任期は来年3月までと
なっています。
そして、最近では
木原官房副長官が
「日銀総裁の後任として
副総裁の雨宮氏、
前副総裁の中曽氏を
候補者の一角として見ている」
という市場に次の総裁を
意識させるような
発言をおこないました。
現在、
副総裁である雨宮氏が
総裁になるのであれば、
黒田総裁の緩和路線を
継続するのではと
言われています。
しかしながら、
中曽氏になった場合は
国民が物価上昇に対して
警戒している中、
政府が対策を
迫られている状況もあり、
政策変更もあり得るのではないかと
思われます。
日銀総裁の人事案は
来年の2月に
国会に提示される
予定となっており、
現在、政府も
金融政策の正常化プロセスを
開始する可能性を
排除していないことを考えると、
中曽氏が次の総裁になる可能性も
低くないでしょう。
■投資家がすべきこと
我々投資家が
考えておくべきことは、
「金融政策の変更が
本当に生じるのかどうか」
ではなく、まずは
「金融政策変更の可能性を
示唆してくるか」
になります。
なぜなら、
トレードは予想でおこなわれるため、
何かが起こってから
トレードするのでは遅い
というパターンが
大半だからです。
金融政策変更を示唆する例としては、
「利上げの可能性を排除しない」
という発言や
国債の0.25%の上限金利を
撤廃することが考えられます。
毎日ニュースを追うのは
中々大変ですが、
日銀の人事には
注目してみてください。
もちろんこのメルマガでも
注目すべき動きがあれば、
お伝えするつもりです。
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