こんにちは!
先月急な方針転換をした
中国のコロナ政策ですが、
改めて中国が
急に何かをおこなう
国であることを
認識させられた方も
多いのではないでしょうか。
今回は、
「ゼロコロナ政策の緩和とその影響」
について解説させていただきます。
■急遽ゼロコロナ政策を緩和
中国は12月上旬に
急遽ゼロコロナ政策を
緩和しました。
市場では中国は
ゼロコロナ政策を
継続すると予想されており、
今回の急な方針転換は
大きなサプライズとなりました。
とはいえ、
ゼロコロナ政策の緩和は
中国国内で混乱を起こし、
国民が振り回されてしまっています。
例えば、PCR検査場を
大幅に減らしたものの
コロナ感染者が
急増してしまったため、
PCR検査場には
長蛇の列が
できているようです。
さらに、
これまでは無料で
おこなうことができた検査も
有料に変更されることになりました。
そして、
陰性証明が必要かどうかも
場所によって曖昧になっており、
これも混乱の元に
なっているようなのです。
ゼロコロナ政策の緩和以降、
海外旅行へ行く
中国の渡航者は
陽性者の割合が
8割を超えているとの
データも出てきています。
中国発の飛行機や、
中国人に対しては
PCR検査が必須というような
規制も新たに生まれてきており、
ゼロコロナ政策の緩和は
中国以外の国にも
大きな影響を
及ぼしているのが現状です。
■日本の対策
日本は中国からの
渡航者向けの
水際対策として、
検査と陽性者の
隔離をおこなっています。
しかし、
2月の旧正月で
中国は長い休暇に入り、
日本への旅行者も
増加が見込まれることから、
さらなる対応を
求められる可能性が
ありそうです。
日本でもコロナ感染者が
増加しており、
中国からの旅行者を
受け入れることで
経済にはプラスの影響が
期待できますが、
医療崩壊が
再度懸念される
局面になる可能性もあり、
経済と医療の
バランスで対応が
難しくなるでしょう。
■豪州の経済に大きなプラスが見込まれる
今回の中国における
ゼロコロナ政策の
緩和によって、
中国政府が経済対策を
優先する姿勢が
鮮明になりました。
今後、
中国の株式市場が
一気に持ち直す
可能性もありそうです。
そして、
そうなると追い風になるのが
オーストラリア経済になります。
オーストラリアの輸出先は
中国がトップとなっており、
オーストラリアと中国の
経済的な関係性は
非常に深いものがあります。
例えば、中国が
大型経済対策をおこなうと
中国向けのコモディティの
輸出が一時的に増える上、
コモディティ価格全般が
上昇するため、
資源国オーストラリアの
通貨である豪ドルの
上昇圧力につながりやすいです。
オーストラリアは国内での
住宅バブルの抑え込みのために
政策金利を引き上げていますが、
経済状況は悪い方向に
向かっています。
しかしながら、
中国経済の回復が
機会となって、
豪ドルやオーストラリア株の
上昇につながるかもしれません。
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