【広く浅い人脈から始まる組織改革】

弱いつながりが企業のパフォーマンスを上げる

こんにちは!

海外では
ソーシャルネットワークの
研究が進んでおり、
どのような人脈を築くと
企業のパフォーマンスが上がるのか
実験が行われています。

果たして企業にとって、
本当にプラスになる人脈とは
一体どのようなものでしょうか。

今回のメルマガは、
「強いつながり」と
「弱いつながり」のどちらが
企業にとってプラスになるか、


そして


これからの日本に
必要とされる人材を予想します!

■情報を得るのに「強いつながり」は不利

例えば、一般的に
「強いつながり」といえば
身近な家族や親友、
逆に「弱いつながり」は
遠く離れた知り合いを想像します。

個人同士のつながりにおいては、
より身近な存在の方が
自分にとって
プラスに働いてくれる事が多いです。

しかし
会社という組織の中では、
必ずしもそうとは
限らないようです。

一見すると、
狭く深く繋がる重層的なネットワークは
強みに思えます。

けれども、
これからのビジネスで大事なのは
新しい情報を常に得るための
広い人脈です。

結局、
情報とは
人と人を介してしか得られません。

「強いつながり」は
結束の固さ故に
内側に閉じてしまいがちです。

すると、
新しい情報が入って来る機会が
少なくなります。
同じような情報が
社内で繰り返し循環するだけでは、
企業として前進できません。

■弱いつながりは改革を生みやすい

スタンフォード大学の社会学者である
マーク・グラノヴェッター氏が
「弱いつながりこそが企業の変革を生む」
と提示しています。

新しい情報を素早く得て、
尚且つ全体に循環させるには、
広く浅い
「弱いつながり」を持つ方が
効率が良いです。

「イノベーションは辺境からやってくる」
という言葉がある通り、
インパクトのある
革新的な情報や価値観は、
既存の枠組みの中では
生まれにくいものです。

この「弱いつながり」は、
結びつきが浅いからこそ
遠くまで広げる事ができます。
すると新しい情報が、
幅広く効率的に流れてくるので
会社にとってもプラスになります。

しかし日本企業の多くは、
どちらかというと
濃密な「強いつながり」を
重視する傾向があります。

今の日本企業に足りないのは、
社外に浅くて広い人脈を持つ事が出来る
フットワークの軽い人材です。

会社にとっても、
皆と違う視点から
物事を見られる人材は重要です。

今後、
GAFAなど
様々な海外企業の勢いに飲まれず、
利益を得ていくためには
日本企業が「弱いつながり」を
もっと積極的に取り入れていく
必要があるかもしれません。

新しい人脈は、
創造的なアイディアを
生み出す事が出来ますが、
最初は
なかなか受け入れてもらえないものです。

そこは実現してこそのビジネスであり、
一人で全てを実現する事は不可能です。

これから日本企業が、
変化を上手く取り入れていく事が
出来るのか注目です!

2件のコメント

新しい意見を頂きました、有難う御座います。国も同じような考えて、中国のように、武力の弱い国は諜報戦に長けていて、周りをうまく動かして、いつの間にか思い通りになっている、見たいか事が起こっていますね。(尖閣諸島問題)等。フランスもしかり。日本も企業も家有りきの考え方が中心の村社会なので、まだまだ、先のことかもしれませんね。国全体の経済力と国民生活が変われば、先は明るい気がします。

家族間のみで会社を運営しているところは、同じ境遇で生活してきた半面同じ情報を共有してきたところが多いと思われるため、強い繋がりであれば、だれか一人に責任を押し付けてしまうところがありがちです。
広く浅い人脈をつくることは容易ではありませんが、遠くはなれた存在でもお互いを信頼し認め合うところに
結びつくものであると考えます。

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