こんにちは!
ドル円が一時137円台を付け、
ドル円のロングを高値で保有している方は
注意すべき状況になっています。
しかしながら、円が買われれば
スワップポイント狙いの
長期投資がしやすくなります。
今回は、スワップポイントの高い
「ニュージーランドドルの魅力と特徴」
について解説させていただきます。
■リーマンショック前は大人気に
ニュージーランドドル(NZドル)は
2008年に起きたリーマンショック前には、
高金利通貨として人気がありました。
NZドル円をロングして長期保有し、
スワップポイントを得るという
いわゆる「キャリートレード」で
よく利用されていたのです。
当時ニュージーランドは高金利、
日本は低金利であったため、
NZドル円をロングで保有することにより、
多くのスワップポイントを得ることができました。
そのため、
同じく高金利通貨であった豪ドルと同様に
キャリートレードで人気がありました。
■ニュージーランドはどんな国?
ニュージーランドの特徴としては、
酪農関連の産業が
盛んであることが挙げられます。
全体の産業の中でも
3割ほどが酪農であり、
経済の非常に大きな部分を
占めているのです。
例えば、
ニュージーランドでは
人間の数よりも羊の数の方が
多くなっています。
またニュージーランドは、
よく「資源国通貨」という言葉で紹介されますが、
確かに資源は保有しているものの、
エネルギーではなく乳製品関連であることも特徴です。
同じ資源国でもニュージーランドは乳製品で
ソフトコモディティと呼ばれる資源を保有しており、
オーストラリアのような
鉄鉱石や石炭、ボーキサイト等
ハードコモディティと言われる資源とは
違うことを覚えておきましょう。
■中国経済の動向がカギ
ニュージーランドドルのトレードは
中国経済の動向がカギになります。
なぜなら、ニュージーランドは
貿易への依存度が高い国であり、
GDPの70%を貿易が占めている国で、
オーストラリアと同様に
最大の輸出国が中国だからです。
貿易の相手国の割合としては、
中国が全体の2割と
大きな割合を占めており、
中国経済の動向にニュージーランドの経済は
左右されることになります。
■ニュージーランドは金利が上昇している
現在の日本の金融緩和路線に
変化がない限りは、
日本円は売るための通貨として機能し、
ニュージーランドを含むオセアニア通貨や
米ドル等は金利が上昇していることから、
買われやすい傾向になると考えられます。
クロス円と呼ばれる対日本円の通貨ペアでは
長期的なショートポジションは
スワップポイントがマイナスになることから
長期保有は中々難しく、
下落するタイミングをしっかりと待ってから
ロングすることがおすすめです。
ニュージーランドは10月に
政策金利を0.5%引き上げて、
現在の政策金利は7年ぶりの高水準となる
3.5%となっています。
円が大きく買われ、
NZドル円が大幅に下落するタイミングがあれば、
ロングでの長期保有を狙ってみるのも面白そうです。
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