【民主党が善戦】 米国中間選挙とその影響

こんにちは!

米国中間選挙がおこなわれていますが、

予想より民主党が善戦していますね。

米国中間選挙は相場に

どのような影響を与えるのでしょうか。

今回は、

「米国中間選挙とその影響」

について解説させていただきます。

米国中間選挙は民主党が善戦

現在、米国では

中間選挙がおこなわれています。

大方の予想では

共和党が上院、下院とも

過半数を取るのではないか

と言われていましたが、

民主党が善戦しています。

共和党が圧勝すれば

財政支出の膨張は止み、

ウクライナ支援やコロナ関連の補助金が制限されて

インフレの高騰は止むだろうとの思惑から

ドル安、株高の流れが続いていました。

ところが、

共和党がなかなか

議席を伸ばすことができなかったため、

相場には反動が起きました。

共和党苦戦の理由

共和党が予想より苦戦している理由は、

トランプ氏が大統領選の出馬を

検討していることが大きいと言われています。

民主党支持者にはトランプ氏を嫌っている方が多く、

選挙に行く予定でなかった人たちも

「トランプ氏の勢いを止めたい」

という考えから選挙に行ったという報道がありました。

トランプ氏は個性が強く、

人によって支持をするかが明確に分かれやすい点が

今回は不利に働いたようです。

さらに、

トランプ氏が推薦した候補者が

苦戦を強いられたケースも多く、

「今回の選挙の最大の敗者はトランプ氏だ」

という意見すら出ています。

共和党が勝てば株は買い時?

今回の選挙で共和党が勝てば

株は買い時と見ている投資家が多くなっています。

なぜなら、

大統領の出身政党と

議会の多数派政党が異なる、

いわゆる「ねじれ状態」は

株高方向で推移するという

アノマリーがあるからです。

さらに、

民主党が掲げている「増税」が

議会で可決されにくくなるとも考えられており、

これも株高の要因となります。

投資家、そして株式市場にとっては

「ねじれ状態」は良いことと

捉えられていると言えるでしょう。

中間選挙の翌年は株高?

中間選挙の翌年は

株高になるというアノマリーもあります。

加えて、

米国株が25%以上下落した翌年は

株高で推移するというアノマリーもあるのです。

今回の中間選挙は

アノマリーが複数重なっており、

株は下落しにくくなるかもしれません。

また、

市場の予想では

来年後半は政策金利が

引き下げられるとされています。

政策金利が引き下げられれば

企業が資金を借りやすくなるため、

これも株高の要因になります。

もし株を買うのであれば今のうちに、

「どこでエントリーするのか」、

そして

「どのようなタイミングで

利益確定をおこなうのか」

について考えておくとよいでしょう。