こんにちは!
米国中間選挙がおこなわれていますが、
予想より民主党が善戦していますね。
米国中間選挙は相場に
どのような影響を与えるのでしょうか。
今回は、
「米国中間選挙とその影響」
について解説させていただきます。
■米国中間選挙は民主党が善戦
現在、米国では
中間選挙がおこなわれています。
大方の予想では
共和党が上院、下院とも
過半数を取るのではないか
と言われていましたが、
民主党が善戦しています。
共和党が圧勝すれば
財政支出の膨張は止み、
ウクライナ支援やコロナ関連の補助金が制限されて
インフレの高騰は止むだろうとの思惑から
ドル安、株高の流れが続いていました。
ところが、
共和党がなかなか
議席を伸ばすことができなかったため、
相場には反動が起きました。
■共和党苦戦の理由
共和党が予想より苦戦している理由は、
トランプ氏が大統領選の出馬を
検討していることが大きいと言われています。
民主党支持者にはトランプ氏を嫌っている方が多く、
選挙に行く予定でなかった人たちも
「トランプ氏の勢いを止めたい」
という考えから選挙に行ったという報道がありました。
トランプ氏は個性が強く、
人によって支持をするかが明確に分かれやすい点が
今回は不利に働いたようです。
さらに、
トランプ氏が推薦した候補者が
苦戦を強いられたケースも多く、
「今回の選挙の最大の敗者はトランプ氏だ」
という意見すら出ています。
■共和党が勝てば株は買い時?
今回の選挙で共和党が勝てば
株は買い時と見ている投資家が多くなっています。
なぜなら、
大統領の出身政党と
議会の多数派政党が異なる、
いわゆる「ねじれ状態」は
株高方向で推移するという
アノマリーがあるからです。
さらに、
民主党が掲げている「増税」が
議会で可決されにくくなるとも考えられており、
これも株高の要因となります。
投資家、そして株式市場にとっては
「ねじれ状態」は良いことと
捉えられていると言えるでしょう。
■中間選挙の翌年は株高?
中間選挙の翌年は
株高になるというアノマリーもあります。
加えて、
米国株が25%以上下落した翌年は
株高で推移するというアノマリーもあるのです。
今回の中間選挙は
アノマリーが複数重なっており、
株は下落しにくくなるかもしれません。
また、
市場の予想では
来年後半は政策金利が
引き下げられるとされています。
政策金利が引き下げられれば
企業が資金を借りやすくなるため、
これも株高の要因になります。
もし株を買うのであれば今のうちに、
「どこでエントリーするのか」、
そして
「どのようなタイミングで
利益確定をおこなうのか」
について考えておくとよいでしょう。
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