今後の利上げとその影響は?
こんにちは!
7月26日から27日にかけて、
世界中の投資家に注目されていた
FOMC(米連邦公開市場委員会)が
開催されました。
結果は
マーケットが予想していた通りの
0.75%の利上げ
ということになりましたが、
今後の利上げとその影響は
どのようなことが
考えられるのでしょうか。
今回は、
「今後の利上げとその影響」
について
解説させていただきます。
■米政策金利0.75%利上げ決定
FOMCでは事前の予想通り、
0.75%の利上げ
という結果になりました。
これを受けて
株高、米ドル安、金利低下
という動きが見られました。
0.75%の利上げ
という結果以外に、
特に注目されたのが
FRB(米連邦準備制度理事会)の
パウエル議長の発言内容です。
■ハト派的だったパウエル議長の発言
パウエル議長は
「9月の利上げは
ここから8週間あるため、
そのデータ次第となるだろう」
という発言をしました。
さらに、
「将来的には利上げペースは
鈍化させることが適切である」
という趣旨の発言がありました。
これがマーケットでは
ハト派的
と受け止められた結果、
株高、米ドル安、金利低下
という動きを後押ししたようです。
■次のFOMCは9月
FOMCは8月には開催されないため、
次のFOMCは9月になります。
つまり、
米政策金利は
2か月間現状維持
ということになり、
投資家は
少し落ち着くことができそうです。
また、
今回インフレ対策として
政策金利を
1.00%引き上げるのではないか
と予想する投資家もいました。
そうなればサプライズとして
株が大きく下落した
可能性もありますが、
今回は予想通りということで
株は堅調な動きを見せました。
■9月の政策金利は0.50%の利上げ予想
現在マーケットでは、
9月の政策金利は
0.50%の利上げ予想が
優勢になっています。
また、
年内に関しては合計で
1.00%政策金利を引き上げる
という予想です。
そして、
来年には
利下げに転じるのではないか
と言われています。
FRBからは
来年の初めに
政策金利を引き下げるような
発言はありませんが、
マーケットでは
早くも利下げを予想しているため、
利下げがなければ
株価の下げ材料になる可能性があります。
ドル円も
利上げペースの鈍化を見込んで
30日には
132円台中盤まで下落しています。
普通に考えれば、
アメリカは金融引き締め、
日本は金融緩和と
真逆の政策をおこなっているため、
ドル円は再度上昇に転じるでしょう。
とはいえ、
ドル円の下落ペースは速く、
利上げペースの鈍化が現実になれば
大きく下落する可能性もありそうです。
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