【策士? ウクライナ戦争で存在感を高めるトルコ】

ウクライナ戦争で存在感を高めるトルコ

 

 

こんにちは!

 

トルコが

ウクライナ戦争の

停戦協議や

北欧2カ国の

NATO加入問題などで、

その存在感を

一気に高めています。

 

ウクライナ戦争を

上手く利用した

トルコですが、

なぜそこまでの動きを

見せているのでしょうか。

 

今回は、

「ウクライナ戦争で

存在感を高めるトルコ」

について

解説させていただきます。

 

■深刻な経済問題

 

 

近年のトルコ経済は

ひどい状況に

おちいっています。

 

欧米からの

経済制裁や

高いインフレ率、

トルコリラの

価値の下落などの

問題があるからです。

 

「21世紀には

大きく経済成長するだろう」

と期待されていた

トルコですが、

実際は

真逆の状況とも

言えるほどに

なってしまいました。

 

■ウクライナ戦争で復活

 

 

今年2月24日の

ロシアによる

ウクライナへの

侵攻から始まった

ウクライナ戦争で、

トルコは「復活」を

果たしました。

 

要するに、

トルコは

その存在感を

一気に高めているのです。

 

例えば、

トルコ政府は

ウクライナと

ロシア間の

停戦協議の

仲介を申し出ました。

 

さらに、

ウクライナへの

武器の供与をおこない、

ロシア旗を掲げる

穀物輸送船の拿捕まで

おこなっています。

 

トルコの行動は

トルコ製兵器の

アピールにも

つながっており、

国内の軍需産業を潤す

という効果も

表れています。

 

 

■NATOも利用

 

 

トルコは

NATO加盟国であり、

その立場を

大いに利用しています。

 

スウェーデンと

フィンランドの

NATO新規加盟問題では、

「加盟国の全会一致を

必要とする」

というNATOの条項が

ハードルになっていました。

 

そして、

それを活かすために

トルコはスウェーデンと

フィンランドの

NATO新規加盟に

反対し続けてきました。

 

結果として、

欧米諸国や

NATO加盟国に対して、

トルコの要求を

呑ませることに

成功しています。

 

 

■経済を安定させることができるか

 

トルコは現在、

経済状況の悪化が

止まらず、

国民は

苦しめられています。

 

その中でも特に、

高いインフレ率が

目立ちます

 

6月のインフレ率は

なんと、

前年比78.6%

という高水準です。

 

同じく

高いインフレ率で

苦しめられている

アメリカの

インフレ率が

9%程度であることを

考えると、

いかにトルコの

インフレ率が

高いかが分かります。

 

また、

経済状況の

悪化が進むに連れて、

トルコの

国民感情も

悪化の一途を

たどることが

予想されます。

 

ウクライナ戦争で

存在感を

示しているのは、

国民の目を

そちらにむけるという

意図もあるのでしょう。

 

ただし前述した通り、

ウクライナ戦争や

NATO加盟国という

立場を利用して、

トルコは

存在感を高めつつ

経済状況の改善も

図っています。

 

上手く

経済の安定に

つながった場合は、

トルコリラや

トルコ株への

投資を考えても

いいかもしれませんね。