ステルス値上げが頻発する理由とは
こんにちは!
最近は物価高による
値上げの他に、
値段はそのままで
内容量を減らすという
「ステルス値上げ」も
よく見かけるようになってきました。
中でも、
ステルス値上げは
生活をする上で
絶対に必要な、
日用品や食品で多く見られます。
今回は、
「ステルス値上げが頻発する理由」
について解説させていただきます。
■日用品や食品で多い
前述した通り、
ステルス値上げは
生活で必要な日用品や
食品で多く見られます。
理由としては、
「少しでも値段を上げると
消費者が離れてしまう」
という危機感が
企業にあるのでしょう。
例えば、
「数円安い卵を買うために
遠いスーパーに行く」
という消費者の姿は
テレビで度々報道されていますよね。
とはいえ、
値段を上げなければ
結果的に企業の首を絞め、
社員の生活を守ることも
できなくなります。
そのため、
消費者にバレないように
値段を据え置き、
内容量を減らすことで
ステルス値上げをせざるを得ないのです。
■60周年記念でも値上げ
湖池屋は、
スティックタイプの
「カラムーチョ」など5品目を、
11月出荷分から
4%から9%程度
値上げすると発表しました。
すでに、
6月にもポテトチップスなど
13商品に関して、
9月出荷分から
値上げすると公表しており、
内容量も減らす商品もあるそうです。
実は、今年は
「湖池屋ポテトチップス のり塩」が
発売されて60年という
記念の年になります。
しかしながら、
原材料費高騰と円安で
それどころではないようです。
■「うまい棒」で違法な長時間労働発覚
「うまい棒」の製造会社では、
違法な長時間労働が
あったことが発覚し、
会社とその社長が
労働基準法違反(過重労働)の疑いで
書類送検されるという
事件がありました。
人気のスナック菓子である
「うまい棒」は、
今年1月まで
税抜き10円という価格を
キープしていました。
つまり、
「税抜き10円」は
社員の多大な犠牲によって
成り立っていたわけです。
したがって、
もはや値上げに関しては、
消費者は許容していくことが
求められるでしょう。
消費者が許容しなければ、
会社や社員が犠牲になるか
ステルス値上げをするしかないからです。
■好循環は期待薄
最近の急激な値上げに関しては、
値上げと賃上げの循環で
対策していくことが必要です。
つまり、
会社の利益の一部を
社員の賃上げに使い、
それによって
消費者の購買力がアップし
景気も良くなる
といった考えかたです。
実際、
日銀の黒田総裁も
去年おこなわれた
「日米財界人会議」にて
同様の見方を示しています。
とはいえ、
今のところ賃上げは
ほとんど見られない状況です。
円安が進めば
さらなる物価高にも
つながりやすく、
値上げを受け入れた上で
「ふるさと納税」や「投資」などで
個々人が対策を取ることが
必須であると言えるでしょう。
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