ロシアの債務不履行と日本経済への影響を解説!
こんにちは!
ロシアがドル建て国債をルーブルで支払い、デフォルトになる可能性が出てきましたね!
返済の期日が迫るロシアに、世界の注目が集まっています。
今回のメルマガではロシアがデフォルトになるとどうなるのか、日本経済への影響を含めてご紹介します!
あまり詳しくない方のために、まずはデフォルトの説明からさせていただきます。
もう知ってる方は復習を兼ねつつ、是非最後まで読んでみてください!
■デフォルトとは何か
ロシアは今回、ドル建て国債をルーブルで支払いました。
しかし、本来ならばこれはドルで支払わなければならないものです。
このドル建て国債を期日までに払えなければロシアはデフォルト、つまり「債務不履行」になります。
国債がデフォルトしてしまえば、金融市場でロシアの信用は失われます。
すると、ロシア政府は外貨の資金調達が困難になってしまうのです。
■デフォルトの原因
ロシアのデフォルトの原因は、ウクライナ侵攻における経済制裁の影響です。
ロシア中央銀行の資産凍結により、外貨準備の半分近くが動かせない状態にあります。
それ故に、ドルでの支払いが難しくなっているのです。
しかし、だからといってドル建ての国債をルーブルで支払うのは、ロシアの一方的な返済条件の変更に当たります。
このまま、期日までにドルで国債を返せなければデフォルト認定されてしまうでしょう。
■実際にデフォルトになったら
前述の通り、デフォルトに陥ってしまうと金融市場におけるロシアの信用はガタ落ちします。
実は過去に一度、ロシアは実際にデフォルトに陥ったことがあります。
その時は、IMF(国際通貨基金)が支援して持ち直すことが出来ました。
しかし今回、ロシアはウクライナ侵攻で世界の多くの国を敵に回してしまいました。
そのため、今回はIMFの融資を受けることが出来なくなってしまったのです。
今後、一度金融市場から切り離されたロシアが信用を回復するのには時間がかかるでしょう。
■日本への影響はあるのか
実際にデフォルトになった場合、ロシア国債を保有する金融機関や投資家たちが損失を被る可能性があります。
すでに、日本国内でもロシア国債の投資比率の高い投資信託は、買い付けや解約による換金が停止されています。
一方、国債市場を占めるロシア国債の規模はそれ程大きくありません。
デフォルトによって、世界が金融危機に陥ることはないでしょう。
現時点では、ロシアのデフォルトは潜在的とされています。
しかし今後、正式なものになる可能性が高いです。
ウクライナ侵攻も含め、今後もロシア経済の動きをチェックしていきましょう!
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