こんにちは!
前回のメルマガでは、
米国が
今後12か月以内に
リセッション入りする
可能性について、
50%から100%の確率で
リセッション入りをすると
予測している企業や機関が
多いこと。
そして、
米国においては
全米経済研究所(NBER)が正式に
「リセッション入りした」
と認定しますが、
実際にリセッション入りした後、
6ヶ月から18ヶ月も
認定までかかるため、
トレードの目安に
使うのであれば、
遅すぎること。
さらに、
米国の大幅利上げが
GDPに与える影響には
8ヶ月から9ヶ月ほど
タイムラグがあると
言われており、
5月以降から始まった
大幅利上げのダメージは
2023年に入ってから
徐々に出てくる
可能性が高いこと
などについて
お話させていただきました。
今回は、
「米国のリセッション入り後に資産を増やす方法」
の続きを解説させていただきます。
■失業率とリセッションの関係
米国における
失業率とリセッションには
深い関係があると
考えられます。
なぜかと言うと、
過去のデータを見ると、
失業率が急騰する場面で
リセッション入りしている
ということが分かるからです。
現在の
米国の失業率は
まだ3%から4%程度で
推移しており、
これが急騰してくるのは
現在の大幅利上げの
影響が出てくると思われる
2023年半ばから
後半である可能性が
高そうです。
もし失業率の上昇が
実際に始まれば、
そこから間もなく
リセッション入りするという
流れになると
思われるため、
市場参加者が
2023年の後半に
リセッション入りすると
予測している
大きな要因に
なっています。
■過去のリセッションでの株価はどうなった?
過去のリセッション局面では、
当然ながら米国株は
もれなく下落しています。
例えば、S&P500は
2001年のITバブル崩壊で
約マイナス50%、
金融危機が起きた
2007年12月から
2009年までで
約マイナス60%、
2020年のコロナショックでは
約マイナス35%という
大きな下落を
見せています。
さらに、
2000年以前の
データを見ても、
S&P500は
リセッションで
20~50%もの
下落をしているのです。
つまり、
2023年後半から
2024年にかけて
リセッション入りした場合、
30%~50%程度の下落は
過去のデータから
十分想定できます。
次回のメルマガでは、
米国がリセッション入りをし、
先進国から資金が逃げた際に
株を買っておくべき
国々について、
具体的に解説いたします。
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