今後も保有するべきか、もう一度見直そう
こんにちは!
最近、投資家の間でブームになっていた
レバレッジをかける投資信託が今年に入り、
大きく下落しています。
特に人気を集めていた、
ハイテク株を中心としたナスダック100指数に
レバレッジをかけた
レバレッジナスダック、
通称レバナスの落ち込みが激しく、
年初来で約50%のマイナスとなっています。
今回のメルマガはレバナスとは何か、
そして何故
レバナスが下落傾向にあるのかをご紹介します。
■レバナスとは
まず、ナスダックとは、
アメリカの株式市場のひとつであり、
ベンチャー企業向けの証券取引所です。
そしてナスダック100指数とは、
このナスダックに上場した企業の内、
金融業を除いた中で時価総額が高い
代表的な100社を平均した値のことを
言います。
レバレッジとはてこの原理を意味し、
借り入れを利用することで
自己資金の収益を高める効果があります。
例としては楽天レバナスのように
日々の基準価格の値動きが
ナスダック100指数の値動きに対して、
概ね2倍程度となることを目指して
運用を行うものがあります。
レバナスはハイリスクハイリターンな
投資信託といえるでしょう。
■レバナスは何故下落したのか
人気があったレバナスが
今年に入って大暴落した原因は
ナスダック100指数自体が
大幅に下落しているからです。
ナスダック100指数は
年初来から約30%も下落しており、
レバナスだと1日あたり
2倍の値動きをするため、
それだけ損失幅も大きくなります。
しかしナスタダック100指数が
終焉を迎えたという訳ではなく、
過去5年間のチャートを見ても
右肩上がりが続いていました。
しかし、最近のナスタダック100指数は
好調だっただけに、米国の金利上昇と
相まって反動が大きかったのでしょう。
一般的に金利が上昇すると
企業がお金を借りにくくなり、
株価がマイナスに傾きやすくなります。
なおかつ、現在のアメリカでは
今後継続的な利上げが見込まれているので
ナスタダック100指数が
一層下がる可能性が高いです。
そのため今レバナスを保有している、
もしくは購入を予定している投資家は
自分がどのくらいのリスクが許容できるか
今一度考えてみると良いでしょう。
現在、レバナスを保有していることで
大きな不安を抱えている人は、
そもそもリスク許容度を超えた投資を
行っているのかもしれません。
ナスダックが今後回復するかどうかは
投資の専門家にも分からないので、
精神的な余裕をもって運用していくことを
忘れないようにしましょう。
「それでもこれからレバナスを保有したい」
という投資家の方は
他の株と合わせて、全体の5~10%くらいを
目安に所有するとリスクが少なくて済むので
おすすめです。
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