こんにちは!
前回のメルマガでは、
過去のデータを見ると、
失業率が急騰する場面で
リセッション入りしており、
失業率が
急騰してくるのが
2023年半ばから
後半になりそうであること。
過去のリセッション局面では、
S&P500は
20~60%程度
下落しており、
リセッション入りした場合は
30%~50%程度の下落は
過去のデータから
十分想定できることを
お話ししました。
今回は、
「米国のリセッション入り後に資産を増やす方法」
の最後として、
「株を買っておくべき国々」
について解説させていただきます。
■新興国株はリセッション後の戻りが早い
これまで米国株は、
長期にわたって
投資家にリターンを
もたらしてきました。
今回リセッション入りしたとしても、
「またすぐに
株価は戻るだろう」
と考えている
投資家の方は
多いと思います。
しかし、
過去のデータを
見てみると、
米国株は長期的に
低迷する場面も
ありました。
例えば、
ITバブル崩壊時の
リセッション局面では、
メキシコやブラジル、
インド、インドネシアといった
新興国に
株価の戻りで
後れを取っているのです。
S&P500が
リセッション前の
2001年3月の
株価を超えたのは、
2006年5月であるため、
5年以上かかって
やっと回復したことになります。
一方、
メキシコやインドネシアは
約1年で
株価が回復しており、
米国と大きな差が
ついています。
金融危機でも
S&P500は
回復までに
5年以上かかりました。
ただし、
コロナショックでは
先進国の大規模な
金融緩和により、
先進国の株価は
大幅に上昇して
新興国との差が
開く結果になっています。
とはいえ、
この時の米国株の上昇は
GAFAM(Google、Amazon、
Facebook、Apple、Microsoft)
がけん引していました。
GAFAMは
一度ブームに
なってしまっている以上、
次の主役には
なれない可能性が
高いです。
例えば、
今年流行した
ファッションが
来年や再来年も
流行することは
中々ありませんよね。
投資対象も
それと同じで
再度注目が
集まるには、
ある程度の期間が
必要になります。
そこで、
今まであまり
注目されてこなかった上、
過去のデータからも
リセッションからの
立ち直りが早い
新興国が有望だと
考えられるのです。
■インドやインドネシアが狙い目
2023年後半から
2024年に始まると想定される
リセッションの中で
今後大きく上昇する
可能性のある国は
インドやインドネシア
ではないかと思います。
インドは人口14.5億人で
世界第一位、
インドネシアは
人口2.8億人で
世界第四位であり、
どちらも人口が
非常に多い国です。
これらの国は
仮に欧米諸国の
リセッションで
輸出などに
ダメージがあったとしても
人口が多く内需が大きい上、
国内の成長が続くため、
企業の業績は
好調である可能性が
高いと考えられます。
例えば、
インドの経済成長率は
2022年は6.5%、
インドネシアに関しても
2022年は5.1%と
世界平均の経済成長率が
2%から3%が
通常であることを
考えると、
成長率が
非常に高いことが
分かるでしょう。
さらに、
インドとインドネシアは
資源が豊富に
産出されることから
今後ウクライナ戦争が
長期化したとしても
影響を受けにくいはずです。
そのため、
インドやインドネシアは
リセッション後に
欧米諸国の
株式市場から
引き上げられた
資金の行き先となる
可能性が高いと
言えそうです。
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