市場では
2023年3月に
米国の利上げが
ストップし、
20223年後半には利下げ、
そして
リセッション(景気後退)入り
するのではないかと
予想されています。
もしリセッション入りすれば
先進国から
資金が引き上げられ、
その資金は
別の投資対象に
移る可能性が高そうです。
つまり、
リセッションは
大きく資産を増やす
チャンスでもあります。
今回は、
「米国のリセッション入り後に資産を増やす方法」
について解説させていただきます。
■米国がリセッション入りする確率
米国が
今後12か月以内に
リセッション入りする
可能性については、
様々なデータがあります。
各エコノミストや
関係者の見解は
以下の通りです。
- ブルームバーグ:100%
- ウォールストリートジャーナル:65%
- ゴールドマンサックス:35%
- ドイツ銀行CEO:50%
- シティグループ:50%
- FRB:50%
見解については
今後どんどん変化していくと
考えられるため、
あくまでも
参考程度としてください。
とはいえ、
様々な調査機関で
ばらつきはあるものの
50%から100%の確率で
リセッション入りをすると
予測している企業や機関が
多いことが分かります。
■そもそもリセッションとは?
2四半期連続で
実質GDP成長率が
マイナスとなった状態は
「テクニカルリセッション」と呼ばれ、
速報的な景気の転換点として
広く認識されています。
米国ではすでに
テクニカルリセッションが
起こっています。
しかし、
米国においては
全米経済研究所(NBER)の
景気循環委員会によって正式に
「リセッション入りした」
と認定されるのです。
NBERでは
リセッションの定義を
「重要な経済活動の衰退が
経済全体に広がり、
それが数ヶ月以上
続いている場合」
と表現しており、
表現があいまいであることから
個人投資家が
NBERの
見解を予想するのは
困難だと言えるでしょう。
さらに、景気が
明確に減速してから
「リセッション入りした」
と判定されるため、
実際にリセッション入りした後、
6ヶ月から18ヶ月後に
NBERから
リセッション認定が
出ることになります。
正直、
トレードの目安に
使うのであれば、
遅すぎると
言わざるを得ません。
■米国経済へのダメージはまだこれから
米国の大幅利上げが
GDPに与える影響には
8ヶ月から9ヶ月ほど
タイムラグがあると
言われています。
要するに、
現在の利上げによる
経済的なダメージが来るのは、
2023年の半ばから
後半頃である可能性が
高いということです。
米国の利上げは
2022年2月に0.5%、
4月に0.5%、
5月に0.75%、
6月0.75%、
8月0.75%、
10月0.75%と
推移してきました。
要するに、
現在の経済的なダメージは
まだ4月頃の利上げ分しか
織り込んでおらず、
5月以降から始まった
大幅利上げのダメージは
2023年に入ってから
様々な経済指標や
GDP、失業率などで
徐々に出てくる可能性が高いと
考えられます。
次回のメルマガでは
2023年に
リセッション入りすると考えられる
もう一つの理由と
有望な投資先について
解説させていただきます。
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