中国半導体産業の今後はどうなる
こんにちは!
一時期コロナの影響で半導体が不足して、
中国からの電子機器の輸入が
遅れたことがありましたよね。
では、現在の中国の半導体産業は
どうなっているのでしょうか?
今回のメルマガは中国の半導体産業の現状と、
その今後を予想します!
■半導体が赤字の元凶に?
まず中国には大工場がいくつも存在し、
世界中の電子機器の8~9割は
ここで組み立てられています。
そのため、
電子機器を組み立てる際に使う半導体を
大量に必要とします。
しかし、
その半導体を買い集めるために財政が圧迫され、
結果的に貿易赤字を招いてしまったのです。
中国はなんとか半導体を
自国で作ろうとしますが、
半導体を作るのは容易ではありません。
そこで中国は、
自国で出来ないなら
世界中の半導体企業を買収しようと考えました。
しかし、
アメリカの企業には買収を
全て断られてしまいます。
なぜなら中国が半導体技術を求めているのは、
半導体の自給率を上げたいだけでなく
軍事技術と宇宙産業で
アメリカを凌駕するためでもあるからです。
そのためアメリカは、
自国の半導体企業に中国が侵食してくる事を
看過できず阻止したのです。
また、
中国は半導体市場の世界的リーダーを目指しており、
今後アメリカにとって脅威となる可能性も
大いにあります。
■中国半導体産業の今後
2017年に中国は
「国家情報法」という法律を制定しました。
これは、
例えば海外のハイテク企業にいる中国人に対し、
中国当局から情報の提供を求められた場合は
拒否してはいけないという法律です。
もし拒否すれば
禁固刑に処される事もあります。
つまり、
国が合法的にスパイ活動を
命じることが出来る法律なのです。
すでに
中国企業ファーウェイの通信機器の導入を
世界の約7割が決めています。
もし、
ファーウェイが
中国当局から個人の通信データを要求された場合、
それを抜きとって提供しなくてはいけません。
それを阻止したいアメリカは
「国防権限法」を作り、
ファーウェイを含む中国大企業5社と
アメリカ政府機関との取引を
徹底的に禁止してしまいました。
これによりファーウェイの勢いは完全に失墜し、
さらに貿易まで制限された中国は
経済に大きな打撃を食らうことになったのです。
さらに今後、
ウクライナ問題によりさらに規制が
強化される可能性があります。
ウクライナ侵攻以降、
中国によるロシアへの輸出が
4割ほど増えています。
そこにもし半導体が含まれていた場合、
アメリカは製造装置の輸入をストップするなど
さらなる規制強化に乗り出すと思われます。
すると中国はより一層、
世界の半導体技術から
取り残されていくことになってしまいます。
中国が自国の力だけで
半導体や製造装置を作れるようになるには、
およそ10年程かかると予想されています。
今後、中国の半導体産業が
どう生き残っていくのか注目です!
気になりますね。
コツコツと勉強させて頂きます。
半導体産業が世界を征覇すると思います。
世界平和を望む
ウクライナ戦争が 早く解決されます様に❣️