こんにちは!
米国株式市場では、NYダウとS&P500が
年初来安値を更新しています。
ナスダックも含め、米国株はいま
非常に厳しい状況になっています。
今回のメルマガは
なぜ株価下落が続いているのか、
そしてこれから
日本の株価は上昇するのかを予想します。
■ウォルマート社の痛手が波紋を呼んだ
今週の決算では、
アメリカ企業のウォルマート社の
純利益が予想を下回ってしまいました。
ウォルマート社は
アメリカの上場企業の中でも優秀な企業で、
いつもは市場の予想より
良い決算発表を出してくる事が多いです。
今回の理由は、
様々なコストが値上がりしたからです。
通常だと売り上げが増えると
利益が増えるのに対し、
2~4月の決算では
売り上げは3.3%増えたのにも関わらず
利益が50%も減ってしまいました。
これは物流やエネルギー、
人件費が上昇し過ぎて
利益を上回ってしまったからです。
「大企業であるウォルマートが
このような痛手を負っているのに、
中小企業はこれからどうなるのか」
そんな不安が投資家達の間で広がり、
他企業の小売株を
急落させる事態まで引き起こしたのです。
また、
今回のS&P500やNYダウの下落も
これらの懸念が原因です。
■日本の株価はこれから上がっていく
今年、
日本の消費者物価指数の上昇率は
2%を達成しました。
しかし日銀は金利を上げず、
指値オペも継続する方針に決めました。
日本は長い間、貿易赤字が続いています。
しかし最近では日本だけではなく、
ユーロ圏も10年ぶりに
経常赤字になっています。
ウクライナ問題によりエネルギー価格が高騰し、
石油やガスに費やす資金の方が
大きくなりつつあるのが原因です。
そのお金は、
エネルギー大国であるロシアと
中東に流れていく事がほとんどです。
そしてその中東サウジアラビアのファンドが
任天堂やスクウェア・エニックス、
カプコンなどのゲーム系企業の株を
5%も買いました。
つまり巡り巡って、ユーロ圏が出した資金が
日本に入ってくるようになったのです。
日本にとって、これは景気の
良い追い風になるかもしれません。
しかし、ゲーム関連のIT企業に関しては、
一時的に人気が盛り上がっているだけ
という意見もあります。
もし投資先を悩んでいる方は
景気に左右されにくい通信会社KDDIや
NTTなどの株もオススメです。
また、海運系企業の株も底固く、
少しずつ上昇を続けています。
こういった日本企業の株は
すでに中東の投資家達から
目をつけられています。
今から見逃さずチェックしていた方が、
後々、株を買う時に
有利になるかもしれません。
今年に入り、アメリカ株から日本株に
メインをシフトした投資家も多いと聞きます。
これから投資を始める方も、
すでに始めている方も
情報を収集してから慎重に投資先を
見極めるようにしましょう!
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