【S&P社のロシア格付け撤廃のウラ側】

こんにちは!

アメリカのS&Pグローバルレーティング社が、

ロシアの国債を格下げしていましたが、

ついに格付け自体を撤廃しました。

今回のメルマガは

ロシアの格付けを行わない理由、

そして今は

どの企業に投資するのがベストなのかを予想します。

■西側諸国にもメリットがある

S&Pグローバルレーティング社という、

様々な国の債券などを分析・判定し

格付けする機関があります。

このS&P社が、

ロシアという国自体の格付けを

行わない事を決めました。

日本という国も

信用担保に国債を発行しているのですが、

それも例外なく評価をされています。

もし企業に対して、

S&P社が良い判定を出していれば、

投資家達がその企業に投資を行う目安になります。

しかし今回は、

ロシアの一企業だけの話ではありません。

ロシアという国自体が発行している国債や、

ロシアに関わる企業と

取引できないようにしているのです。

かつロシアは、

ウクライナ問題で金融制裁を受けているため

国債の利子や元本の支払いが出来ず

国が破綻する可能性があります。

もしも本当に破綻した場合、

通常ならばS&P社が

「ロシアの経済が破綻した」と認定します。

しかし今回、

その破綻の判定すら行わない可能性があるのです。

その理由は、

企業どころかロシアという国が

経済破綻を起こすとなると

世界の市場に大きな混乱を

招いてしまう可能性があるからです。

しかも、ロシアが破綻して支払いが出来なくなると、

日本やアメリカにいるロシア国債を持つ投資家達の

利息が滞り、損をしてしまいます。

国が破綻しない限り、

支払いの義務は発生するので、

西側諸国としては格付けを行わない事が

メリットになるのです。

■円安のデメリットを受けにくい企業への投資

これからも円高が続けば、

アメリカの通貨価値がどんどん高くなっていきます。

するとアメリカに一時お金が集中するので、

国力の強さが増すと考えられます。

もしもこれから投資を行うのであれば、

円安のメリットを受けやすい自動車関連や

エネルギー価格の高騰の影響を受けにくい

IT関連の企業が良いでしょう。

逆に外食産業は海外から食品を輸入するため、

少なくともウクライナ問題が終結するまでは

投資は行わない方が良いかもしれません。

今後、円高のため

アメリカ一強の時代になるのと思われがちですが

そこには必ず中国が台頭してくるでしょう。

ウクライナ問題により、

他の国との貿易が制限されたロシアを

助けているのが中国です。

なので、中国としては

ロシアとの貿易が盛んになれば

大きな恩恵を受ける可能性があるのです。

これから激しくなるだろう米中の対立など、

世の中の大きな流れを見つつ

どの業界が伸びるのかチェックする事を

オススメします。

結局、ウクライナ問題が

どれぐらいの期間で終結するかで

値動きが大きく変わります。

これから投資を行う方は、

それを念頭に予測を立てて買うと良いでしょう。