こんにちは!
今、円安の影響で
「海外の賃金は上がっているのに、
日本の賃金は上がらない」
「円安が続くようなら、
日本を脱出した方が良いのでは」
こんな不安が広がっているようです。
今回のメルマガは円安を理由に海外への移住はすべきか、
資産を守るためにはどうすれば良いのかを予想します。
■海外への移住は止めた方がいい
日本が歴史的な円安だからといって
アメリカに移住した方が良いのかというと
そうではありません。
なぜかというと、
アメリカでは確かに賃金が上昇していますが
それと同時に物価も上っているからです。
物価は8.5%なのに対し、
賃金は5%ほどしか上昇していません。
すると、賃金の上昇よりも物価の上昇が高いため、
生活が苦しくなるのです。
日本も物価は上がっていますが、
せいぜい2%ほどです。
実は日本にいる方が賃金と物価の関係で言えば
アメリカほど生活が圧迫される事はありません。
単にアメリカの賃金が
上昇=移住したら得をするという
単純な話ではないのです。
もうひとつ、
日本脱出が騒がれているのには理由があります。
過去に日本の富裕層たちが、
大勢シンガポールに移住した時期があります。
しかしその時の日本は円高であり、
日本円の資産を持ったまま海外に移住すると
裕福に生活できるからでした。
今は円の価値が低いので、
このまま資産を持って移住したとしても
前述の円高時と同じような
美味しい思いは出来ないでしょう。
■資産の一部を外貨に変える
これからコロナが終息に向かい、
入国規制が緩和されれば外国人観光客の数が
爆発的に増えると予想されます。
すると経済が、
今まで以上に活性化するので、
あえて日本は円安のまま
放置しているのではないかとも思われます。
このようにコロナが終息すれば、
日本は観光業で利益を受ける事が出来るので
国外への脱出を考えている方は
もう少し待った方が良いのではないでしょうか。
そして、今は円安である事には変わりないので、
資産を円だけで持ってると目減りしていきます。
なので、円以外の資産を持っておいた方が
良いでしょう。
ただし資産の全てをドルに変えるのではなく、
あくまで一部をドルに
変えることをオススメします。
為替、FXのどちらでも良いので、
出来るなら金利が高い国の外貨を一部持つ事も
これからの資産形成の形としては
有りかもしれません。
歴史的な円安に、
国民の不安は増しています。
しかし日銀は、もしかしたら
国民より少し先の未来を予測して
動いているのかもしれません。
円安が回復するまでの間、
自分の資産を
しっかりと守れるようにしておきましょう!
円安で不安材料ばかり目が向いていましたが、観光という観点から見ると確かに景気回復に向かうかもしれませんね。日本は輸出するものが無いので今出来る景気回復には打ってつけですね。
日銀は、もしかしたら
国民より少し先の未来を予測して
動いている
事を願っています。