【ウクライナ問題と価格の高騰は今後どうなる?】

こんにちは!

テレビでは毎日のようにウクライナ問題が報じられていますね。

この戦争はウクライナとロシアの両国だけの問題ではありません。

資源や為替などの、日本を含め世界中に様々な影響を及ぼしています。

「日本に具体的にどのような問題が及ぶの?」

「私たちの暮らしにいつまで影響するの?」

今回のメルマガはウクライナ問題と価格高騰についてご紹介します!

すでに身近で高騰したものを3つほど挙げて説明していきたいと思います。

まだ知らなかった方は今後の暮らしのために役立てていただきたいです。

もう知っている方はおさらいのため、気になる部分だけでも読んでみてくださいね!

■原油の高騰

この戦争で原油や天然ガスの国際的価格高騰が起きてしまい、日本もガソリンなどの商品を値上げせざるを得ない状況に。

ロシアは原油輸出量が世界三位、天然ガスに関しては世界一位のエネルギー大国です。

そして、今回のウクライナ問題によりロシアが経済制裁を受けたのが主な値上げの原因です。

この状況が変わるには戦争が終わるか、もしくはサウジアラビアなどのOPEC(石油輸出国機構)による原油増産が進むのが一番の解決策になります。

原油が増産されて需要と供給のバランスが取れるようになれば、原油と共にガソリンなどの価格も下がるでしょう。

けれどOPECとしては価格を高止まりさせたい思惑があるので議論は足踏み状態・・・。

今後、ウクライナ情勢悪化に連れて強まるであろう各国の増産の声に、サウジアラビアをはじめとする産油国がどう出るのか注目です。

■電気代の高騰

ガソリンなどの他に、電気代も値上がりしていることにお気づきの方も多いのではないでしょうか。

まず電気代はどう決められているのか。

それは燃料費調整額の変動によって決まります。

燃料費調整額とは、火力発電に用いる燃料(石油、液化天然ガス、石炭)の価格変動を毎月の電気代に反映させる仕組みのこと。

日本の電気事業者が発電している電気のシェアは石油や石炭などの火力発電が大きくなっています。

つまり、エネルギー資源をほとんど輸入に依存している日本は、国際情勢によって燃料価格が変動しやすいのです。

例えロシアがウクライナへの侵攻を止めても、今の国際的なエネルギー情勢のやり取りを考えると電気料金が値下げされるのはまだ先かと思われます。

■半導体の不足

ロシアのウクライナ侵攻では、半導体供給への影響も大きくなっています。

なぜなら、半導体に使われるレアメタルや希ガスなどの原料の一部はウクライナやロシアに依存しているためです。

特に、半導体の製造には希ガスの存在が欠かせません。

しかし、日本ではまだ希ガスを作るための大規模な工場設備が十分に整っていないのです。

だからといって、ウクライナ侵攻で半導体の輸入が急に止まってしまう訳では無いので安心してください。

とはいえ、半導体の不足は事実であり、以下のような問題が起こる可能性があります。

・自動車の製造が追いつかない

・家電の入手が困難になる

・PCやスマホの製造が遅れる

・偽造半導体が出回る

つまり、このまま問題が長期化すると、多くの電化製品で深刻化な問題が発生する恐れがあるのです。

もともとは2022年半ばには不足が解消すると予測されていたのですが、どうやら2022年末まで不足状態が延びるようかもしれません。

残念ながらロシアのウクライナ侵攻は激化し、終息が見えない状態です。

しかし、状況は毎日変化しているため、ニュースをチェックし、更新される適切な情報を手に入れることが大切です。

目まぐるしく変わる社会情勢に誰よりも早く対応できるように備えましょう!