こんにちは!
前回のメルマガでは、
2022年は中国株も
下落を見せたこと、
そして買いを控えるべき
国の共通点について
お話させていただきました。
今回は、
「2023年の投資先として有望な国」
について解説させていただきます。
■エネルギー自給率195%!インドネシア
インドネシアは
エネルギー自給率が195%と
非常に高い資源国です。
穀物の自給率も
100%と高く、
国内の供給を
十分にまかなう
資源を持っています。
要するに、
ロシアのウクライナ侵攻により
資源価格が高騰したとしても、
自給率の高い
インドネシアには
大きな影響が
無いと考えられるのです。
日本は
エネルギー自給率が12%、
穀物の自給率が
28%となっており、
対極にある国と
言えるかもしれません。
インドネシア経済は
来年以降も
明るい見通しと
なっています。
今年の通年の
GDP成長率は
プラス5.2%、
昨年の3.7%から
加速した形です。
来年もプラス5.0%と、
底堅く成長することが
予測されています。
■2022年にインドネシア株はわずかに上昇
年初来から先進諸国や
アジア諸国の株が
軒並み下落をする一方、
インドネシア株は
わずかにですが上昇しています。
しかし、
株価に割高感は
ありません。
というのも、
株価が上がっているのは
企業業績が上がっていることが
理由だからです。
そのため、今から
インドネシア株を買っても、
いわゆる高値づかみに
なる可能性は高くないと
考えられます。
■新興国インデックスの問題点
複数の新興国に
手軽に分散投資ができるタイプの
インデックス投資には、
実は注意が必要になります。
なぜなら、
複数の新興国に
投資できるタイプの
インデックスは、
確かに新興国に
簡単に分散投資できるものの、
国別の投資比率を
自分で決定することが
できないからです。
新興国のインデックス投資は
時価総額加重平均型であることが
多くなっています。
時価総額加重平均型とは
時価総額の高い国の
配分を増やし、
時価総額の低い国の
配分を減らすというものです。
つまり、
「これまで
大きなリターンを生んできたが
時価総額は低い国」
は仕組み上、
どうしても比率が
小さくなってしまうのです。
例えば、
過去15年程度の
リターンを見てみると、
中国はインドよりも
リターンが小さいことが
わかります。
しかしながら、
インドは中国よりも
時価総額が低いため、
構成比率はインドが
中国より低くなっていることが
一般的です。
様々なインデックス投資で
採用されている
時価総額加重平均型は、
分散投資はできるものの、
時価総額が大きい国への
投資配分を増やしているため、
過去のリターンが
高かったとしても
時価総額が低ければ
配分比率も減ってしまうのです。
そのため、
独自に投資をする国を選んで
ポートフォリオを組むことを
検討してみる価値は
大いにあると言えるでしょう。
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