こんにちは!
中国が
ゼロコロナ政策を緩和させ、
ニュースでも話題に
なっていますね。
非常に厳しい
新型コロナ対策を取ってきた
中国ですが、
驚いたほど一気に
対策を緩めてきました。
今回は、
「中国のゼロコロナ政策緩和」
について解説させていただきます。
■李克強首相「中国の経済成長は引き続き回復する見通し」
中国政府がゼロコロナ政策における
広範なロックダウン(都市封鎖)や
集団隔離といった従来の方針を
緩和させたことで、
「中国の経済成長は
引き続き回復する見通しだ」
と中国の李克強首相が
国際機関トップとの会合で語りました。
李克強首相は
「中国は新型コロナ規制と
経済発展をより良く連携させ、
国民の健康を守るとともに
通常の生産を維持する方針」
としていますが、
一方で一連の緩和策で生じる
爆発的な感染拡大への対応に
備える時間はほとんどなく、
感染者の急増で
死者が200万人を
超えるとの予測もあります。
中国政府の
ゼロコロナ政策の緩和は
アジア株の上昇や
リスク選好のクロス円上昇に
つながりましたが、
今後どうなるかは
不透明であると言えそうです。
■中国で感染者が急増する?
世界最大の人口を
抱える中国は、
一部の推計によれば、
ピーク時には
1日当たりの感染者数が
計560万人にのぼる
可能性もあるとされています。
その人口もさることながら、
コロナに今までさらされてこなかった
国民が多い中国では、
「感染の波が
一挙に襲ってくるのでは」
と考えられているのです。
したがって、中国が
新型コロナと共存するのであれば、
パンデミック(世界的大流行)で
これまで見られなかったようなことが
今後起きる可能性もあります。
■経済的なダメージに加えて感染者爆発?
もしかすると、
今後中国は
相次ぐ欠勤で
工場の操業に
支障が生じるといった
経済面でのダメージのほか、
病院は重症者であふれ、
感染拡大を受けて
住民は自宅にこもることを
余儀なくされるかもしれません。
ワシントン大学の教授は
「ほぼ同時に全国的に広がるだろうが、
密集度から見てまず都市部、
それから農村部となりそうだ」とし、
「今から1カ月後、
感染者は非常に多くなり、
その2週間後に
死者が急増するだろう。
現在の状況に
戻ることはない」
との見解を示しました。
今から1カ月後となると
ちょうど中国では
春節(旧正月)にあたり、
帰省ラッシュの時期と
重なります。
もしかすると来月は
経済成長が回復するどころか、
感染者が大爆発することに
なってしまうのかもしれません。
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