こんにちは!
前回の記事では、
良い相場観を身に付けるためには
「適切で健全」な相場経験が
大切であることや
トレードを始めた時の相場環境が
相場観と手法に影響することについて
お話させていただきました。
今回は、
「相場で覚えたいこと、覚えたくないこと」の
「覚えたくないこと」に関しても
解説させていただきます。
■チャートを見る時は落ち着いた気持ちで見る
当然だと思われるかもしれませんが、
チャートを見る時は
健全かつ落ち着いた気持ちで
見るべきです。
これは私がチャートを見る時に
最も気をつけていることでもあります。
例えば私の場合、
大きなレバレッジを掛けた状態で
見るチャートは
プレッシャーで真っ白に見えます。
真っ白な海の上で、
自分の賭けている方に向かって
次々とレジスタンスラインや
サポートラインを突き抜けていく
未来だけが見えます
(楽観主義すぎて悪い状態です)。
このような状態では、
裁量トレーダーに必要な経験を
中々積み上げることができません。
適切なレバレッジで、
程よい緊張感を持って
チャートを眺めることができれば、
自然と相場観というものが
少しずつ身に付いていきます。
■プロのトレーダーが休む時は自分も休もう
相場観を養う上で、
意外な注意点があります。
ヘッジファンドのマネジャーなど
プロのトレーダーが休む時は、
自分もトレードを休む方が
良いかもしれないということです。
個人投資家がトレードをしながら
得ている経験というのは、
実は「今チャートを作っている
プロのトレーダー達の
経験やテクニック」になります。
つまり、
私達が技術を学ぶべき
プロのトレーダーがいないときに、
必死に相場に向かうことは、
私たちに「マイナスの経験」を
植えつけることになりかねないのです。
プロのトレーダーがいない相場では、
勝ったとしても
負けたとしても、
相場観に悪影響を与える
可能性があります。
ということで、
私はそのような時期には
トレードをおこないません。
私の目的は今勝つことではなく、
生涯にわたって
勝ち残ることだからです。
■プロのトレーダーが休む期間
年間を通して成績の良かった
プロのトレーダーは相場を休み、
見習いや成績の悪い
プロのトレーダーが
チャートを作る時期があります。
もちろん、
相場の状況によって
そうでないこともあるでしょうが、
私達個人投資家が
経験を積む上で、
特に、成長期には
参加するのを避けたほうが
無難な時期です。
具体的には以下の時期になります。
ぜひ参考にしてみてください。
・祝祭日:
その国のプロのトレーダーはお休み。
(その国の時間はトレードしない)
・GW:
日本のプロのトレーダーはお休み。
(東京時間はトレードしない)
・8月前半:
欧米のプロのトレーダーは、
サマーバケーションを取る。
(ロンドン時間とニューヨーク時間は
トレードしない)
・8月:
日本プロのトレーダーは、
お盆休みを取る。
(東京時間はトレードしない)
・12月:
欧米のプロのトレーダーは
クリスマス休暇を取る。
(ロンドン時間とニューヨーク時間は
トレードしない)
・年末年始:
世界中のプロのトレーダーが正月休み。
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