【24年振りの139円台】

ドル円は今後どうなるのか

 

 

こんにちは!

 

ドル円が

ついに139円台に

到達しましたね。

 

この139円台は

24年振りの

円安水準です。

 

年初は

115円台であったため、

半年で24円も上昇した

ということになりますね。

 

まさに

一方的な円安

と言えるでしょう。

 

今回は、

24年振りの

139円台を付けて

「ドル円は今後

どうなるのか」

について

解説させていただきます。

 

■ドル円の急騰の流れ

 

 

前述した通り、

ドル円が

24年振りの

139円台に

到達しました。

 

年初は

115円台であったため、

半年で24円上昇という

非常に早いペースです。

 

例えば、

3月は

「120円に到達するかも・・・」、

4月は

「130円に到達するかも・・・」

と市場参加者の目線は

どんどん変わっていきました。

 

そして、

ついに140円台という大台まで

あと少しのところまで

来てしまいました。

 

■日米の金利差はさらに拡大か

 

 

7月13日に

発表された、

米国の6月の

CPI(消費者物価指数)は

予想が前年同月比8.8%に対し、

結果は9.1%となりました。

 

およそ40年半ぶりの

高い伸びとなり、

バイデン大統領は

「きょうの物価上昇率は

受け入れがたいほど高い。

インフレは最も差し迫った

経済的課題だ」

と声明を出しました。

 

市場では

「FRB(米連邦準備制度理事会)が

インフレ抑制のため

今月の会合で

通常の4倍にあたる

1.0%の大幅利上げに

踏み切るのでは」

との見方が強まっています。

 

日本の政策金利は

マイナス0.1%であり、

1.5~1.75%の

アメリカとは

大きな差がありますが、

1.0%の利上げが

実際におこなわれれば

さらに金利差が

広がることになります。

 

■日銀の為替介入は期待できない

 

 

円安にともなって

物価も上昇しており、

日銀の為替介入を

期待する方も

多いようです。

 

しかし、

日銀は

単独での為替介入すら

難しいでしょう。

 

なぜなら、

アメリカの同意なしでは

為替介入をおこなうことが

難しいからです。

 

来日したイエレン米財務長官も

「為替介入はまれで

例外的状況でしか正当化されないとの

米国の見解に変わりはない」

と述べています。

 

しかも、

イエレン米財務長官の発言は、

円相場が数週間で

大幅に下落したことを

認めた上でのものです。

 

現在のところは、

日銀が為替介入をおこなう

可能性は相当低いと

考えていてよいでしょう。

 

ドル円の

方向性を変えるような

材料はあまり見当たらず、

140円台で

推移する可能性が

高くなっていると言えます。

 

ガソリンや食料などの

物価上昇が深刻に

なってきていることから、

自衛策を

考えておいた方が

よいかもしれません。